大きく分けて、①管路、ダクト配線、②空気圧送マイクロダクト配線、③直埋配線、トラフ配線④架空配線などがあります。
①管路、ダクトへの配線は、予め地下に布設された管路、ダクトにケーブルを布設する方法であり、地下ケーブル布設においてもっとも広く利用されてきた施工技術です。簡易で安全な工法で、また将来のネットワーク拡張および再設計が可能な工法です。
②空気圧送マイクロダクト配線は、ケーブルの延線工法のひとつで、予め布設されたダクト(マイクロダクト)内へ、圧縮空気と一緒に専用の光ファイバケーブルを送り込むことで、短時間で長距離のケーブルを延線できる特徴があります。
③直埋配線は予め掘削した掘に、原則として外装付きケーブルを敷設し、埋め戻す工法であり、設計で決められた所定の埋設深度に敷設する必要があります。更に埋設深度を確保できない場合はトラフなどの堅牢な防護体に収納します。トラフは鉄道線路脇や高速道路脇にケーブルを敷設する際にも使用します。
④架空配線では、ケーブルを吊るすための電柱や塔が必要です。この方法では、加入者宅まで光ファイバをつなぐために道路脇を掘削することなく、既存の電柱を使用して比較的早く、かつ簡単に布設が可能です。