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製品選定と注意事項

クロージャにはいくつかの接続形態があります。用途に合わせてお選びいただくことで、安価で柔軟性のある線路を構築することができます。また、設備をより安全に長くご使用いただくために、定期的に保守点検していただくことが重要です。クロージャの選定方法と長くお使いいただくためのポイントをご紹介します。

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光クロージャの選定方法

概要

■ 直線接続、中間後分岐接続、ドロップケーブルによる加入者宅への引き落とし対応、コネクタアダプタ実装、さらにはスプリッタ実装可能タイプなどのクロージャをご用意しており、FTTH ネットワークの経済的構築のため、さまざまな配線形態にお応えします。
■ クロージャの選定は、以下の項目を参考にお選びください。

接続形態について

■ クロージャにはいくつかの接続形態があります。用途に合わせてお選びいただくことで、安価で柔軟性のある線路を構築することができます。

直接接続

分岐接続

スロット切断型中間後分岐接続


ケーブルのスロットのみを切断し、光ファイバ心線は切断せずに通過心線収納トレイに収納し、必要な心数のみを分岐ケーブルと接続します。

スロット無切断型中間後分岐接続(SZ撚りケーブル使用)

片側分岐

主ケーブルの光ファイバ心線をスロットから取り出し、分岐ケーブルと接続する心線のみ下部側のシース際で切断し、分岐ケーブルと接続します。(下部側心線は余長が短いため使用できません)

両側分岐

主ケーブルの光ファイバ心線をスロットから取り出し、分岐ケーブルと接続する心線のみ中央部で切断し、上部、下部の両方の分岐ケーブルと接続します。

クロージャ選定表

架空クロージャを長くお使いいただくためのポイント

近年、地球温暖化による風水害の激甚化により、架空通信設備が晒される環境は、年々厳しくなってきております。そのため、設備をより安全に長くご使用いただくために、定期的な保守点検をしていただくことが重要です。特に、FTTH用架空クロージャのスリーブ(外側のカバー)には開閉時に可動するヒンジ部があり、この箇所はこれら環境変化による経年劣化が顕著に現れます。経年劣化の具合によっては、亀裂が生じる場合があります。弊社では、この度、ヒンジ部がスリーブ全長に渡って裂けても落下しないように落下防止機能を備えた製品を追加ラインアップいたしました。亀裂は落下しない程度の大きさであっても、水の侵入や紫外線により、光ファイバ・その被覆材が劣化しますので、定期的に保守点検し、亀裂が確認されたら、お早目に交換いただくよう、宜しくお願いいたします。